IXTの森

イギリス発保険のブロックチェーンカンパニーiX Technology Groupの情報と、プラットフォームのiXledger及びERC20トークンの$IXTに関する情報を発信していきます。

iXledgerのビジネスモデル及びトークンエコノミーについて

前回まででホワイトペーパーのiXledgerプラットフォームとトークンまで見て来たので、今回は一旦ビジネスモデルとトークンエコノミーを見て行きたいと思います。

あくまで僕の集めた情報の中で整理しただけなので間違っているかもしれませんので、本記事を見て通貨が暴落等しても一切の責任は追えません。 

投資は自己責任でお願いします。

 

ビジネスモデル

まずはビジネスモデルです。

ビジネスモデルの作成はチャーリーさんのビジネスモデル図解ツールキットを使いました。

かなり便利。

 

 

 

ここではiXledgerチームに着目してどのようにビジネスを成り立たせようとしているのかを探って見たいと思います。

想像も入ります。

 

通常のプラットフォーマーの収益は当たり前ですがプラットフォーム使用料のみです。

プラットフォームを利用してもらう際に月々いくらでお金を貰います。

 

しかしiXledgerは違うと思われます。

ユーザーはマーケットプレイスの利用の際に1000 IXTをデポジットが必要のようですが、あくまでデポジットなので運営に即座に払うものではなさそうです。デポジットしたIXTをトランザクション(アクティビティ)に応じて利用されると思われます。

 

またホワイトペーパーにもそれぞれの「トランザクションに応じて所定のコストが差し引かれ」という記載がありました。

このコストにiXledgerの運営費用が含まれていると思われます。

その他も含めていま考えられるビジネスモデルは以下かなあと思います。

 

という事で図にするとこんな感じ。
他にもあったら教えてください。

 

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それと今のところビジネスモデルにBtoC要素は無いと思いますが、今後は出てくるかもしれません。

 

トークンエコノミー 

こちらの絵はiXledger以外のSelfInsuranceMarket.comなども含めたトークンの動きに着目した図です。以前にもツイートしたやつの改良版です。

 

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トークンはこの図に出てくる色々なステークホルダーによって売り買いされ経済圏を形成します。
例えば保険会社が保険を購入する際の手数料はIXTで支払います。保険自体の金額は法定通貨で別途支払われますが、色々な場面でIXTが必要となります。これにより保険会社などはプラットフォームを使う上でIXTを購入しなければならず、必然的に経済圏が生まれます。

他のトークンも見てますがここまで練られたモデルは他に見たことないです。

 

さらに重要な事があります。

トークンエコノミーのキモとも言える事ですが、トークンの価値が上がるとここに出てくるステークホルダー全員が嬉しいんです。

 

  • 保険会社などはあらかじめIXTを仕込んでおくと価値が上がった場合に結果的に安い手数料で支払いができたことになります。
  • ブローカーやiXledgerの社員はIXTで報酬を貰えるのでキャピタルゲインが発生します。
  • ホルダーは売買益が発生します。

 

すぐに価格が上がらないので攻撃的になっている方々がたまにいますが、我々は株式に投資した投資家ではなくトークンを保持しているホルダーに過ぎないです。(少なくとも2018/7/23時点では)

運営が頑張ればいいという考えもあるかもしれないですが、少しでもトークンの価値が上がるにはどうすればいいのかを考えたりするとプロジェクトに参加してるみたいでもっと面白くなりませんか??

 

なぜトークンを使うのか?

トークンじゃなくても良いのでは?という疑問が湧いてくる人も居ると思います。僕もまだ完全に理解したわけではないですが、トークンを使うと以下のようなメリットがあります。

 

  • 取引の透明性を担保できる
  • 取引を瞬時に実行できる
  • 自動的に契約を実行できる
  • 国を意識せずに売買できる(ただし保険の売買などフィアットに関わるものはその限りではない。)

 

ちなみに保険金額をIXTで支払わないのは証券に該当するなどセンシティブな問題が関係しているようです。

この辺りは今後Coinbaseなどの事例が進めば解決されるかもしれません。

証券に関してはこちらも参考にして下さい。

 

 

 

最後に先日無事にプラットフォームの立ち上げ&歴史的な第1号の顧客&第1号トランザクション処理が無事に完了しました。

実需系通貨として本格的に運用が開始されたわけです。

今後、保険会社がiXledgerプラットフォームを使い始めるに連れてIXTも使われて行くと思われます。

 

 

以上です。