IXTがBancorプロトコルを採用したらどうなるか
iXledgerプロジェクト自体は保険のプラットフォームとして大手ブローカーと提携したり、イーサリアムで実際に動くプログラムがリリースされたりと順調に進んでいます。
iXledger(IXT)って何!?という人はこのブログやIXTゴリラさんのPocketWPで理解するとスーっと理解できると思います。
ガハハ! 22時や。 #IXT 速習用ホワイトペーパーをヤマで拾た。(ヤマの連中はこれを #PocketWP と呼んどった)初見に聞かれたらサッと共有しやすいで。モバイルでも簡単に読めるらしいし。よかったら紹介につこてな〜! pic.twitter.com/a2uzRdWPzo
— IXTゴリラ (@IXTgorilla) February 20, 2018
しかし兼ねてから(暗号通貨としての)マーケティングが弱く、認知度が引くことにより流動性が課題でした。
今日は流動性を解決するソリューションとして有名なBancorというものにIXTが上場したらどうなるのか、筆者の勝手な想定で考えてみました。
が、正直難しくてなかなか理解が追いつかなかったので、間違いがあるかもしれないのでその点はご容赦ください。
バンコールって何?
いわゆる暗号通貨のDEX(分散型取引所)の一つです。
最大の特徴は取引相手が企業や個人ではなく、プログラムです。
なので売りたいときに売れ、買いたいときに買えます。取引相手を見つける人がないのです。
指値もないですし、価格は一つです。
これにより通常より流動性を上げることができます。
ここでは深くは触れませんがバンコールプロトコル自体の詳しい解説は以下の記事で @amachino さんが書かれています。
バンコールへ上場する
バンコールへの上場は誰でもできますが通常は発行元が実施するようです。
上場には費用はかかりませんが準備金を用意する必要があり、BNTやETHを用意するようです。
その際に固定準備比率という数字を通常は2%〜5%の範囲で決めますが、今回は5%として説明を続けます。
今のIXTの時価総額はIXTが$0.1(=10円)換算でだいたい$6M(6000万トークン)です。
固定準備比率が5%の場合、時価総額に対して2.5%のIXTトークンと2.5%のBNTトークンが上場に必要になります。
2.5%は$150,000(約1500万円ぐらい)なので、それぞれ以下のようになります。
IXTトークン:1,500,000 IXT
BNTトークン:100,000 BNT(1 BNT = $1.5換算) こちらを準備金と呼ぶ?
なので合計で$300,000(3000万円ぐらい)ぐらいが準備金となります。
上場費用は無いですがそれなりにお金要りますね💰
この時、IXTとBNTをリレーするIXTBNTというリレートークン(スマートトークン)というのも出来るようです。
IXTを取引する
通常のホルダーはこの準備金を管理しているプログラム(スマートコントラクト)と取引を実行します。
プログラムとやり取り??の人もいるかもですが、安心して下さい。通常はこちらのバンコール取引所でできます。
価格は以下の算式で決定されます。
引用元:Bancor Protocol はトークンエコノミーを支える大発明となるか?(前編) – Akinori Machino – Medium
これに当てはめると以下のようになります。
売られた場合
売りたい人はプールされた1,500,000 IXTと取引します。
みんなが売ったらすぐに準備金なくなるじゃないかという懸念がすぐに出ると思いますが、そこがこの仕組みの醍醐味です。
例えば半分売られると以下の通り分子の準備金が減って2.28円になります。
買われた場合
逆にIXTがどんどん買われて準備金(BNT)が増えていった場合は以下のように価格が最初の4.56から倍に増えていきます。
このように自動的に価格が決定される仕組みです。
ちなみに今回は準備比率が5%ではじめたので4.56円から始まりましたが市場価格は10円ぐらいなので仮にこの価格で始めてしまった場合は、最初はお得感が出てしばらくは買われることになると思います。(上場した人は安売りしていることになるので損することになる)
一旦、市場価格(HitBTCなど)の価格に近づくと少し流動性が安定して売買が始まるのではないでしょうか。
なので準備金はいくらでも多分良いのだと思います。
もし計算の仕方が間違っているなどあれば教えてください。
IXTは買いたいのに買えない状態や売りたいのに売れない状態が続いているので、こういった仕組みで流動性を上げていくなどしてもらえたら助かりますね。
以上です。