iXledgerのブログ要約と翻訳 - What’s next in insurance?
この記事は以下のブログの記事「保険業界で次に何が来るのか?」を翻訳及び要約したものです。
iXledger | Blockchain | What’s next in insurance?
著: Alex Page
要約
- 保険業界は他の業界に比べてデジタル化に遅れている。56%の企業がデジタル化に関しては初心者レベルである。
- ブロックチェーンにより透明性の高い分散台帳を作ることができる。
- ブロックチェーンを使用すると保険に関係する全てのステークホルダーの購買プロセス、保険管理、文書化、コンプライアンスのコストを削減できる。
- InsurTechの波に乗り遅れると顧客が不満を抱くようになる。
- iXledgerは最新技術を保持しているだけではなく社内に保険の専門家もおり、保険会社の最良のパートナーとなれる。
翻訳
ブロックチェーンと保険
現代のビジネスは、競争力を保ち、顧客の要求を満たすために、デジタルと技術開発にますます依存しています。
保険業界もこれまで革新者が登場してきましたが、もはや他の業界と比較して変革で有名な分野ではありません。
グローバルコンサルティング会社のキャップジェミニの最近の調査によると、多くの業界はデジタル化を成功させる能力が不足していると感じていますが、保険業界は特に遅れています。
「保険業界は、テレコム、自動車、銀行業界などに対してデジタルとリーダーシップで後れを取っており、デジタル分野では初心者レベルの企業の割合が56%と最も高い割合を占めています。」
KPMGの報告書「保険業界におけるM&A、変革と革新の加速化」は、保険会社の役員がテクノロジー企業の専門知識から恩恵を受けるために積極的に新たな買収やパートナーシップを模索していることを明らかにしました。業界のフォワード・シューターは、これらの開発が課題を生み出す一方で、掴み取るべき価値のある機会も提示していることを認識しています。
保険技術において一般的に言及されている重要なトピックの1つはブロックチェーンです。
ブロックチェーンとは何か?
ブロックチェーンは分散元帳と考えることができます。各当事者が独自の集中記録を保持するのではなく、すべての取引をリストする分散型元帳1つで管理します。
トランザクションは「ブロック」として表現され、チェーン内に追加される前に承認を得るためにネットワーク内のすべての関係者にブロードキャストされます。一度チェーンに入ると、ブロックは透明で不変なものになります。
保険専門家にとってこれはどういう意味ですか?
保険のチェーンは現在、各当事者が関与するポリシーの独立した記録を維持しなければならず、この非効率性がボトルネックになっています。
彼らは継続的に仲介者層を介して交渉し、取引の正当性を検証するために第三者に引き渡す必要があります。
ブロックチェーンは分散型で不変なので、これらの制約はありません。保険の取引は、すべての関係する取引を一緒に承認することができ、サードパーティの検証を必要とすることなく、トラストレスに実行可能です。ビザンチンの管理プロセスに投資された時間と資金は、ビジネスの真の目的に使用できます。
PwCの報告書「Blockchain、保険の新しいアプローチのための触媒」の中では次のように述べられています:「ブロックチェーンを使用すると購買プロセス、保険管理、文書化、コンプライアンスのコストを削減できます。新しいプレイヤーが市場に参入し、特に発展途上国で新しい市場が登場するのを助けるはずです。使用の簡素化と透明性の向上により、顧客満足度の向上にもつながります」
プロセスにブロックチェーンを組み込むことで、チェーンに沿って手間を省き、より効率的に仕事をすることができます。あなたが保険会社、ブローカー、再保険会社または引受人であるかどうかにかかわりません。
保険業界が他の業界で実現されている変化に遅れを取ると、顧客は保険の既存の仕組みにますます不満を抱くようになります。
たとえば、「ラストマイル問題」があります。「ほぼすべての保険会社が、紙の小切手やACHを使用して昔ながらの方法で人々に保険金を支払います。このユーザー体験は、近代的な顧客の期待にはほど遠いでしょう」
時代遅れのシステムは、瞬時にワンクリックでデジタルソリューションを利用する消費者を苛立たせます。中央集権型の帳簿管理が非効率性を生じさせている事は遅延とコストの形で顧客に知れ渡るでしょう。
ブロックチェーンのアドバンテージを得ることによって、より迅速で潜在的に安価なサービスのためにお客様はあなたのサービスにやってくるでしょう。
Deloitteが2018年のBlockchain Surveyの後に述べたように、この技術は去っていません。メインストリームので利用が拡大し、消費者はそれがもたらす利益を期待して成長するでしょう。
なぜiXledgerなのか?
ブロックチェーンは大きな価値を提供しますが、保険業界はしばしばそれ自体を実装するための専門知識が不足しています。それがiXledgerとのパートナーシップが役立つ場面で、私たちがより簡単にプラットフォームを提供しながら、保険会社などは本来の仕事に集中できるようになります。
iXledger社内には保険専門家がおり、我々はあなた方のニーズを理解することができます。調査から再保険のプレースメントまで、保険金請求管理、データ管理、コミュニケーション管理の改善を手助けできます。
60日分の支払い条件と毎月のBordereauxの提出を忘れたり、急に報酬を受け取ったり、通知されたりすることはありませんか?
当社のプラットフォームは、業界が次の一歩を踏み出すため、ブロックチェーンのユニークな特性を持つ理想的なアプリケーションです。
iXledgerのブロクの要約と翻訳 - InsurTech and Insurance – Collaboration, Not Disruption
iXledgerがブログを始めたみたいなので翻訳していきます。
この記事は下記のブログ記事「InsurTechと保険」の要約と翻訳です。
InsurTech and Insurance - Collaboration, Not Disruption | iXledger
要約
- InsurTechは既存の保険業界を破壊するのではなく、協調していく
- 保険会社、InsurTech企業共に双方の専門知識を共有でき有益である
- iXledgerは協調を重視する企業である
翻訳
‘破壊'は現代の様々な業界でよく使われるバズワードです。InsurTechにおいても例外ではありません。
最新の技術やスタートアップは自身を破壊者とポジショニングします。まるでダビデとゴリアテのようなメンタル状態でレガシーシステムを蹴落とすように。
既存の保険会社などは過酷な現状維持を強いられています。もしInsurTech企業が力を蓄え、ホワイトペーパーを超えて革新的な技術を実装したら、既存の保険会社はバタバタと倒れていくに違いないでしょうか?
我々はそうは思わないし、その話は見誤ります。
イノベーションは保険の世界とInsurTechの間に争いをもたらすものではありません。協調をもたらすものです。相互にとって有益なアプローチで双方の専門家の意見を取り入れて利益をもたらします。
Ryan Hanley氏(TrustedChoice.com)は次のように述べてます。
InsurTechと保険会社は「顧客の保険に関する体験」という同一の課題に立ち向かっています。好戦的な言い回しは不要な摩擦を生み出します。
既存の保険企業はInsurTechを必要としているし、InsurTechは保険企業を必要としています。
専門性の向上は、人類の生産性を大幅に向上させます。この原則はこれまでのところ有効だと考えられます。現職者(保険会社)は、InsurTech企業では真似することが難しい専門知識、知見、および業務慣行の蓄積をしてきた。同様に、保険会社は、デジタル分野で常に最新の状態に保つか、革新的な知識を欠いていることがよくあります。
それぞれ双方にスペシャリストのメリットを享受できるので、一緒に働く方が単純に理にかなっています。
次の事は新しいインサイトではありませんが、英国のMGAの調査によると、InsurTechと協力してより顧客志向になることに関心が高まっていることがわかりました。 KPMGの報告書「加速する革命 - 保険業界におけるM&Aや変革、革新」では、保険幹部がテクノロジー企業の専門知識から恩恵を受けるために積極的に新たな買収やパートナーシップを求めていることが明らかになりました。
保険会社はまた最近のForbesの記事でDavid Haass(Elite Insurance Partners)が次のように指摘したことを意識しています。「迅速に意思決定できる保険会社は、栄えある保険会社である可能性が最も高い。トップ企業は、デジタル技術の革新を導くものになるでしょう」さらに、InsurTechsとのコラボレーションがその目標に向かって効率的な方法であることを認識しています。
そして一方でPwCの報告書Breaking Boundariesによると、InsurTechを取り巻く環境は変化しています。私たちは、破壊への期待からコラボレーションに移行しました。
我々の目的は、お互いに葛藤したり、お互いの仕事を脅かすことではありません。私たちのそれぞれのフィールドは、お互いの専門分野の生存をしやすくなっていきます。好戦的な言い回しから、相互利益の協調的アプローチや尊重へと変化します。
ダビデ対ゴリアテの物語による「破壊」というバズワードはパートナーシップの深いビジネス上の利益を認識する人により、必然的に輝きを失っていき、消えていくでしょう。
iXledgerでは、協調を重視しています。コラボレーションの機会については、下記よりお問い合わせください。
iX Technology Group(iXLedger)関連の登場人物まとめ
※2018/12/29現在で変更がわかっているものについて反映しました。
今回はiXledger iX Technology Groupに関連する人物に関してまとめていきます。
- iX Technology Group登場人物関連図
- iX Technology Group ボードメンバー
- iXledger アドバイザー
- iXledgerメンバー
- iXledger テレグラム管理者
- 外部関係者
### はじめに
人物紹介に関してはすでにゴリラさん達が動画を作成されています。
非常にクオリティが高いのでぜひ。
特に下のAltriaさんの動画がお気に入りです。
さらにIXTconvoyさんの動画も面白いのでどうぞ!
IXT本家テレグラムにおける昨日のゲイリー無双を受け、CEOのインゲマー、クリスティーナを始めゴリラなどを含む様々な立場の人間が見解を発表した。私コンボイにおいてはそれらをひとまとめにした動画を作成した。#IXT #ixledger pic.twitter.com/JuLpz0Jo2B
— IXTconvoy (@IXTconvoy) April 13, 2018
iX Technology Group登場人物関連図
以下はiX Technology Groupに関連する人物達を僕自身でホワイトペーパーやWeekly Updateを元に図にしてみました。
2018/12/29時点(判明している部分、実態との乖離はある可能性あり)
主にiX Technology Groupのチームメンバーを載せています。なかなかベンチャーにしては立派な感じがします。まだまともに稼いでないはずなのにこの所帯はすごい。
iX Technology Group ボードメンバー
Sally Coryn(サリー コリン)
Executive Chairman
元CanopiusグループのExecutive Committieメンバー、Head of Corporate Development。Lloydsのゴルフクラブの会員でもあり、業界へのコネや推進力に期待。
Ingemar Svensson(インゲマー スベンソン)
Founder, CEO
Cristina Dolan(クリスティーナ ドラン)
Co-founder, COO, President U.S
Mikael Olofsson(ミカエル オロフソン)
Co-founder, President EAMA
iXledger アドバイザー
Ross Campbell
Chief Underwriter, Genenal Re
ウォーレンバフェットがオーナーのバークシャハサウェイの子会社General Re(Gen Re)でチーフアンダーライターを務める。インゲマーとは長年の付き合いのようで、iXledger社で講義なども開いている。
インゲマーとブロックチェーンと保険に関して共同で執筆している。
Ross Campbell@Gen_Re & Ingemar Svensson@iXledger , launched an article in the March issue of @SOActuaries - Interest in the trinity of #bitcoin, #blockchain & #distributedledger technology has significant momentum. #InsurTech https://t.co/RNwDsPHq55 pic.twitter.com/wMowaJEzSo
— Gen Re (@Gen_Re) May 16, 2018
詳しくはこちら ROSS CAMPBELL - IXT(iXledger) Wiki | アイエックスレジャーWiki
Keld Van Schreven
Founder, Kryptonite
詳しくはこちら KELD VAN SCHREVEN - IXT(iXledger) Wiki | アイエックスレジャーWiki
Nick Pester
Head of Insurance, Capital Law LLP
法律関係のアドバイス。
詳しくはこちら NICK PESTER - IXT(iXledger) Wiki | アイエックスレジャーWiki
Timo Schlaefer
CEO, Crypto Facilities
元ゴールドマンサックスのエグゼクティブディレクター。
Ransu Salovaara
CEO, TokenMarket
ICO情報収集の際に個人的もお世話になっているTokenMarketのCEO。
IXTがトークンセールを行う際に利用した。
iXledgerメンバー
Chris Alba Hamilton
Chief Technical Officer
技術側の長。大学関係者への説明などもこの人がやっていた。
詳しくはこちら Chris Alba Hamilton - IXT(iXledger) Wiki | アイエックスレジャーWiki
Eli Georgieva
Chief Marketing Officer
マーケティングの長。マーケが弱いと言われ続けてきたiXledgerの運命はこの人にかかっている。
詳しくはこちら Eli Georgieva - IXT(iXledger) Wiki | アイエックスレジャーWiki
Ian Fulton
Chief Financial Officer
一旦解雇。
Dick Stuip
Regional Director of Asia
詳しくはこちら Dick
Ciaran Sainty
Senior Underwriter & Product Director
テレグラムでも込み入った保険の話とかは彼が出てくる。
詳しくはこちら Ciaran Sainty - IXT(iXledger) Wiki | アイエックスレジャーWiki
Andrew Hodgett
Senior Broker & Product Director
FCAの認可に尽力。
詳しくはこちら Andrew Hodgett - IXT(iXledger) Wiki | アイエックスレジャーWiki
Valdi Kamenarov
Architect
イーサリアム周りなどはこの人が中心人物と思われる。
Dominic Higham
Managing Director, CEO SelfInsuranceMarket.com
SIM.com側のCEOでアメリカが拠点。iXledgerの上級顧問。
詳しくはこちら Dominic Higham - IXT(iXledger) Wiki | アイエックスレジャーWiki
他にもいますが全員は載せてません。
iXledger テレグラム管理者
Archane
いつ寝てるのかと思うぐらいずっと管理者をやっている。
Mginov
IXTホルダー。昔はSlackやテレグラムで結構インゲマーなどにズケズケ質問していたが、iXledger本社を訪問したあたりからIXT側になり、今では管理者をやっている。
CryptoPeko (ペコさん)
プレセールから投資している投資家。
JPテレグラムの開設などIXTをサポートしている。
Saji
ホワイトペーパー翻訳者??
JPテレグラムの管理者をやっている。
常に大人な対応。
IX messi(日本のみ)
たまにしか現れない。日本人??
外部関係者
ここからは外部なので直接的には関係ありません。
Stephan Karpischek
Co-founder,
たまにテレグラムにも来てくれる。
Wolfgang Marcier
CEO, unisonSteadfast
unisonグループの長。
短期的にはixtの運命は彼にかかっているといっても過言ではない??
Gary Nutall
Advisor, Blocksure
過去には一緒にイベントへ出演したりもしています。
本家のテレグラムにもちょいちょい出てくるゲーリーは、実はBlocksureという競合他社のアドバイザーをしています。なのでチームはやや距離を置いているのかもしれません。
Alvin Wang
CEO, FidentiaX
iXledgerのテレグラムにたまに現れる。テンション高め。
William Bu
CEO, InsChain
提携以来、特に噂も聞かず。
以上です。
TrustウォレットでIXTを取引してみる
前回はMetamaskなどのIXTをTrustウォレットで見る方法を説明しました。
DEXへアクセスする
今回はそのIXTを使って取引してみます。
ウォレットにはBitZのボーナス分で手にした250 IXTがあります。
TrustウォレットでDexで取引するには、まず下のタブメニューのブラウザをクリックします。
ブラウザのURLのところに現状唯一IXTが上場しているDEXのTokenJarのアドレスを入力します。tokenjar.ioの部分です。
IXTは今のところTokenJarとIDEXというDEXに上場していますが、仕組み上はTokenJarだとTrustから取引できます。IDEXでもできるかもですがデポジットが必要になるので、ステップが一つ増えます。
ここではTokenJarで進めます。
するとTokenJarのページが表示されます。
何やらMetamaskがインストールされていないなどメッセージが出ますが、とりあえず無視してOKを押します。
IXTの通貨ペアへ移動
通貨ペアでIXT/ETHを探して表示します。
やや使いづらい。。
ここでWETHという見慣れない表示があると思いますが、これはWrapped ETHと呼ばれているものです。とりあえずETHの親戚で価格はETHと一緒と思っておいてください。
オーダーの入力
ここまでくればいつもの画面ですね。
以下のようにBuyまたはSellで取引を入力していきます。
WETHとIXTにそれぞれ価格と枚数を入れてSellボタンを押せばOKです。
すると以下のようにConfirm signing the message というメッセージが出るのでOKを押します。下の画像は消してますが、トランザクションIDが出ます。
待ってると以下のようにメッセージが出ればOKなはずです。
Metamaskでうんぬんでますが無視していいみたいです。
以下のようにオーダーが出来れば成功です。
あとは買ってくれるのを気長に待ちます🙇♂️
待ちます。。😤
待ちます。。🤔
バイナンスやBitZのアプリの方が使いやすいというのは否めないですが、ウォレットから直接取引できるアドバンテージは十分あると思います。
ブックマーク
最後にtokenjarのアドレスはブックマークしておくと次回からアクセスが楽です。
以上です。
TrustウォレットでMetamaskのIXTを見てみる
先日TrustウォレットはBinanceに買収されました。中央集権的な取引所が非中央集権的なモバイルウォレットを買収したことは大きな分岐点と言えるかもしれません。
#Binance Acquires Trust Wallet - A Popular Mobile Crypto Wallethttps://t.co/2yY35u7AAb pic.twitter.com/L4ktVm6YCn
— Binance (@binance) July 31, 2018
IXTホルダーもこの波に乗り遅れないよう準備しましょう。
ということで今回はTrustウォレットを使ってIXTの残高を見る方法を紹介します。
Trustウォレットのインストール
TrustウォレットはiOS、Android版がそれぞれあります。
インストールはそれぞれのストアから普通にダウンロードすればOKです。
ダウンロードできればこんな感じになります。
既存ウォレットのインポート
これからIXTを買う人は新規でウォレットを作成しますが、この記事を読んでるほとんどの人はIXTをすでに持ってると思うのでその前提で進めます。
僕はいくつかウォレットを持っていてそれぞれにIXTを分散して管理していますが、そのうちの一つのはMetamaskで作ったウォレットがあります。
ちょっとわかりにくいですが、MEWで作ろうがMetamaskで作ろうが、ウォレット(ETHアカウント)自体はイーサリアムネットワークに存在するものなのでTrustからもそのウォレットを見ることができます。
TrustウォレットでMetaMaskで作成したEthアカウントを参照するには、ウォレットのインポートを選択します。
次の画面でニーモニックコード(Mnemonic)と呼ばれる12個の単語を入力します。
これはMetamaskを作る際にメモった筈です。
最後にインポートを押せば完了です。
これだけで無事にTrustでIXTが見れるようになりました。
IXTをクリックすると履歴なども見れます。
次回はIXTを取引してみます。
以上です。
iXledgerのビジネスモデル及びトークンエコノミーについて
前回まででホワイトペーパーのiXledgerプラットフォームとトークンまで見て来たので、今回は一旦ビジネスモデルとトークンエコノミーを見て行きたいと思います。
あくまで僕の集めた情報の中で整理しただけなので間違っているかもしれませんので、本記事を見て通貨が暴落等しても一切の責任は追えません。
投資は自己責任でお願いします。
ビジネスモデル
まずはビジネスモデルです。
ビジネスモデルの作成はチャーリーさんのビジネスモデル図解ツールキットを使いました。
かなり便利。
ビジネスモデル図解ツールキット、Ver.3にアップデートしたよー!
— チャーリー (@tetsurokondoh) July 9, 2018
新しい色が追加されたり、アイコンが増えたり、あと線幅なども微妙に調整されてるよ。ダウンロードすればすぐに使えるのでぜひ!https://t.co/v6ShYZ7tVW pic.twitter.com/3NQD2XVwcX
ここではiXledgerチームに着目してどのようにビジネスを成り立たせようとしているのかを探って見たいと思います。
想像も入ります。
通常のプラットフォーマーの収益は当たり前ですがプラットフォーム使用料のみです。
プラットフォームを利用してもらう際に月々いくらでお金を貰います。
しかしiXledgerは違うと思われます。
ユーザーはマーケットプレイスの利用の際に1000 IXTをデポジットが必要のようですが、あくまでデポジットなので運営に即座に払うものではなさそうです。デポジットしたIXTをトランザクション(アクティビティ)に応じて利用されると思われます。
またホワイトペーパーにもそれぞれの「トランザクションに応じて所定のコストが差し引かれ」という記載がありました。
このコストにiXledgerの運営費用が含まれていると思われます。
その他も含めていま考えられるビジネスモデルは以下かなあと思います。
という事で図にするとこんな感じ。
他にもあったら教えてください。
それと今のところビジネスモデルにBtoC要素は無いと思いますが、今後は出てくるかもしれません。
トークンエコノミー
こちらの絵はiXledger以外のSelfInsuranceMarket.comなども含めたトークンの動きに着目した図です。以前にもツイートしたやつの改良版です。
トークンはこの図に出てくる色々なステークホルダーによって売り買いされ経済圏を形成します。
例えば保険会社が保険を購入する際の手数料はIXTで支払います。保険自体の金額は法定通貨で別途支払われますが、色々な場面でIXTが必要となります。これにより保険会社などはプラットフォームを使う上でIXTを購入しなければならず、必然的に経済圏が生まれます。
他のトークンも見てますがここまで練られたモデルは他に見たことないです。
さらに重要な事があります。
トークンエコノミーのキモとも言える事ですが、トークンの価値が上がるとここに出てくるステークホルダー全員が嬉しいんです。
- 保険会社などはあらかじめIXTを仕込んでおくと価値が上がった場合に結果的に安い手数料で支払いができたことになります。
- ブローカーやiXledgerの社員はIXTで報酬を貰えるのでキャピタルゲインが発生します。
- ホルダーは売買益が発生します。
すぐに価格が上がらないので攻撃的になっている方々がたまにいますが、我々は株式に投資した投資家ではなくトークンを保持しているホルダーに過ぎないです。(少なくとも2018/7/23時点では)
運営が頑張ればいいという考えもあるかもしれないですが、少しでもトークンの価値が上がるにはどうすればいいのかを考えたりするとプロジェクトに参加してるみたいでもっと面白くなりませんか??
なぜトークンを使うのか?
トークンじゃなくても良いのでは?という疑問が湧いてくる人も居ると思います。僕もまだ完全に理解したわけではないですが、トークンを使うと以下のようなメリットがあります。
- 取引の透明性を担保できる
- 取引を瞬時に実行できる
- 自動的に契約を実行できる
- 国を意識せずに売買できる(ただし保険の売買などフィアットに関わるものはその限りではない。)
ちなみに保険金額をIXTで支払わないのは証券に該当するなどセンシティブな問題が関係しているようです。
この辺りは今後Coinbaseなどの事例が進めば解決されるかもしれません。
証券に関してはこちらも参考にして下さい。
2つ目はこちら、IXTゴリラ達が証券問題を扱うというので監修させていただきました。とてもよくまとまっています。特に「今後の予想」のコラムは少し思いが込められ@IXTgorilla のとこで簡易版(ポケットWP)も見ることができます。 https://t.co/k0CV1X0aqP
— さばキャ🇫🇷US Attny at Law (@utah_) May 9, 2018
最後に先日無事にプラットフォームの立ち上げ&歴史的な第1号の顧客&第1号トランザクション処理が無事に完了しました。
実需系通貨として本格的に運用が開始されたわけです。
今後、保険会社がiXledgerプラットフォームを使い始めるに連れてIXTも使われて行くと思われます。
[ゴリラ速報]#iXledger はICO企業向けの保険商品を販売し、イーサリアム上で世界初となる保険による収益を上げました!#Ethereum #IXT pic.twitter.com/j5eoUpViHE
— 保犬のIXTチワワ🦍🚀 (@IXTchihuahua) July 16, 2018
以上です。
iXledgerホワイトペーパー読解vol3(IXTトークン編)
今回はIXTトークンについて見ていきます。
IXTトークンについてはiXledgerのホワイトペーパーとは別にホワイトペーパーが出てくる事が公式から案内されていますので追加情報や変更があればその時にまた記事にしたいと思います。
IXTトークンの概要
まずはトークンの概要を記載します。
- IXTはイーサリアムのERC20トークン
- トータル発行量は65,778,844 IXT(約6600万IXT)
- ICO時の価格は約0.07ドルで当時のイーサの価格で約7億円を調達。
- 現在はIXTトークン説明用の専用サイトがある。 https://IXT.global
IXTトークンの利用用途
- iXledgerプラットフォーム上での支払いを容易にする
- FidentiaXやSelfInsuranceMarket.comなどでの利用も予定。
- トークンはiXledgerプラットフォームの成長に合わせて価格が上昇するように設計されている。
余談ですが、、
2017年7月ICO実施時にトークンセール画面のチャットボットがハッキングされ約100名がイーサリアムを犯人のアカウントへ送金してしまいました。その後運営はICOをストップし、騙された投資家へ同額の補償を実施しました。残った額でプロジェクトの遂行可能と判断しプロジェクト継続中です。
IXTトークンの位置付け
当初はiXledgerプラットフォーム上で利用されるトークンという位置付けですが、先日、明確にIXTはiXledgerプラットフォームとは区別されました。
これはiXledgerプラットフォームだけで使われるだけでなく、より多くのプラットフォームで使われる「保険のトークン」としてのポジションを確立するためのマーケティング施策の一環だと思われます。
IXTの割り当て
- 運営用に予約プールとチームプールがあります。予約プールは10,000,000 IXT、チームプールは5,839,549 IXT、残りは49,939,295 IXTです。
- 予約プールはIXTの急激な価格上昇があった場合に顧客への割引として使われる。
- またトランザクションが発生するとその一部は予約プールへ補充される。
- チームプールはチームメンバーのインセンティブに使われる。これによりチームメンバーはトークンの価格上昇を意識する。
- 残りは投資家など市場に出回っています。
iXledgerプラットフォーム内でのIXTトークンの利用
ここからはiXledgerプラットフォーム内でのIXTトークンの利用のされ方や特徴を見て行きます。
IXTトークンを使用するアクティビティ
IXledgerプラットフォーム内でのIXTトークンは以下のアクティビティで使用されます。
- 保険の提案(IXT支払い)
- 見積もり受入(IXT受取り)
- 売買成立(両組織がIXT支払い)
- ビジネスパートナーの招待(IXT受取り)
- 組織作成(IXT受取り)
- データ売買(詳細未定)
- プレミアム機能(詳細未定)
プラットフォーム内でのIXTトークンの購入方法
※以下はプラットフォームを利用するユーザーがどのようにトークンを購入するのかを示しています。このブログを読んでいるほとんどの投資ユーザーは通常の取引所(BitZなど)で購入します。
- プラットフォームを利用する顧客は銀行振込またはクレジットカードでIXTトークンを購入する
- そのIXTトークンは顧客に変わり取引所から調達される
- プラットフォームで購入したIXTは割引の適用などがある場合があり、30日間は外部の取引所へ転送することはできない
価格調整メカニズム
- プラットフォームが受け取ったトークンはコストが差し引かれた後にバーンされる。
- コストには運用コスト、報酬、予約プールへの補充が含まれる。
- バーン率は月ごとに調整される。
- プラットフォーム立ち上げ時には価格が上昇する可能性があるがボラティリティコントロールはしない。
- 保険会社の取引が始まったらボラティリティコントロールを開始。
-
ボラティリティコントロールは具体的には以下の方程式により価格レンジを調整する事です。
m = P * 1.05 + (k * P * 0.05)
これは1日に許容できる変動を表しています。
以下の例では上記の計算式を使って具体的にどのぐら割引がされるかを示しています。これを見ると組織数の依存が大きいので最初のうちは割引が発生するが、いずれ価格変動も減っていけば割引はほぼされなくなりそうです。
-
例1)前日の価格(P)が$1, 組織数(k)が10の時
m=$1*1.05 + (10 * $1 * 0.05) = $1.15となり、今日の価格が$1.15を超えて例えば$1.5なら1.5-1.15=$0.35の割引が適用される。
-
例2)前日の価格(P)が$10, 組織数(k)が100の時
m=$10*1.05 + (100 * $10 * 0.05) = $60.5となり、今日の価格が$60.5を超えて例えば$70.5なら70.5-60.5=$10の割引が適用される。
今回はIXTトークンについて見てきました。
次回はなぜIXTが実需系通貨と言われるのか、どのようなビジネスモデルなのかを見て行きたいと思います。