IXTの森

イギリス発保険のブロックチェーンカンパニーiX Technology Groupの情報と、プラットフォームのiXledger及びERC20トークンの$IXTに関する情報を発信していきます。

iX Technology Group(iXLedger)関連の登場人物まとめ

※2018/12/29現在で変更がわかっているものについて反映しました。

 

今回はiXledger iX Technology Groupに関連する人物に関してまとめていきます。

 

 

 

### はじめに

 

人物紹介に関してはすでにゴリラさん達が動画を作成されています。

非常にクオリティが高いのでぜひ。

 

特に下のAltriaさんの動画がお気に入りです。

m.youtube.com

 

さらにIXTconvoyさんの動画も面白いのでどうぞ!

 

 

iX Technology Group登場人物関連図

以下はiX Technology Groupに関連する人物達を僕自身でホワイトペーパーやWeekly Updateを元に図にしてみました。

2018/12/29時点(判明している部分、実態との乖離はある可能性あり)

 

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主にiX Technology Groupのチームメンバーを載せています。なかなかベンチャーにしては立派な感じがします。まだまともに稼いでないはずなのにこの所帯はすごい。

iX Technology Group ボードメンバー

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Sally Coryn(サリー コリン)

Executive Chairman

元CanopiusグループのExecutive Committieメンバー、Head of Corporate Development。Lloydsのゴルフクラブの会員でもあり、業界へのコネや推進力に期待。 

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Ingemar Svensson(インゲマー スベンソン)

Founder, CEO

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Cristina Dolan(クリスティーナ ドラン)

Co-founder, COO, President U.S

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Mikael Olofsson(ミカエル オロフソン)

Co-founder, President EAMA 

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iXledger アドバイザー

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Ross Campbell

Chief Underwriter, Genenal Re 

ウォーレンバフェットがオーナーのバークシャハサウェイの子会社General Re(Gen Re)でチーフアンダーライターを務める。インゲマーとは長年の付き合いのようで、iXledger社で講義なども開いている。

インゲマーとブロックチェーンと保険に関して共同で執筆している。

詳しくはこちら ROSS CAMPBELL - IXT(iXledger) Wiki | アイエックスレジャーWiki

 

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Keld Van Schreven

Founder, Kryptonite

詳しくはこちら KELD VAN SCHREVEN - IXT(iXledger) Wiki | アイエックスレジャーWiki

 

 

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Nick Pester

Head of Insurance, Capital Law LLP

法律関係のアドバイス

詳しくはこちら NICK PESTER - IXT(iXledger) Wiki | アイエックスレジャーWiki

 

 

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Timo Schlaefer

CEO, Crypto Facilities

元ゴールドマンサックスのエグゼクティブディレクター。

 

 

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Ransu Salovaara

CEO, TokenMarket

ICO情報収集の際に個人的もお世話になっているTokenMarketのCEO。

IXTがトークンセールを行う際に利用した。

 

iXledgerメンバー

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Chris Alba Hamilton

Chief Technical Officer

技術側の長。大学関係者への説明などもこの人がやっていた。

詳しくはこちら Chris Alba Hamilton - IXT(iXledger) Wiki | アイエックスレジャーWiki

 

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Eli Georgieva

Chief Marketing Officer

マーケティングの長。マーケが弱いと言われ続けてきたiXledgerの運命はこの人にかかっている。

詳しくはこちら Eli Georgieva - IXT(iXledger) Wiki | アイエックスレジャーWiki

 

 

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Ian Fulton

Chief Financial Officer

一旦解雇。

 

 

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Dick Stuip

Regional Director of Asia

詳しくはこちら Dick Stuip - IXT(iXledger) Wiki | アイエックスレジャーWiki

 

 

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Ciaran Sainty

Senior Underwriter & Product Director

テレグラムでも込み入った保険の話とかは彼が出てくる。 

詳しくはこちら Ciaran Sainty - IXT(iXledger) Wiki | アイエックスレジャーWiki

 

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Andrew Hodgett

Senior Broker & Product Director

FCAの認可に尽力。 

詳しくはこちら Andrew Hodgett - IXT(iXledger) Wiki | アイエックスレジャーWiki

 

 

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Valdi Kamenarov

Architect

イーサリアム周りなどはこの人が中心人物と思われる。

 

 

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Dominic Higham

Managing Director, CEO SelfInsuranceMarket.com 

SIM.com側のCEOでアメリカが拠点。iXledgerの上級顧問。

詳しくはこちら Dominic Higham - IXT(iXledger) Wiki | アイエックスレジャーWiki

 

 

他にもいますが全員は載せてません。

 

 

iXledger テレグラム管理者

 

Archane

いつ寝てるのかと思うぐらいずっと管理者をやっている。

 

Mginov

IXTホルダー。昔はSlackやテレグラムで結構インゲマーなどにズケズケ質問していたが、iXledger本社を訪問したあたりからIXT側になり、今では管理者をやっている。

 

 

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CryptoPeko (ペコさん)

プレセールから投資している投資家。

JPテレグラムの開設などIXTをサポートしている。

 

 

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Saji

ホワイトペーパー翻訳者??

JPテレグラムの管理者をやっている。

常に大人な対応。

 

IX messi(日本のみ)

たまにしか現れない。日本人??

 

 

外部関係者

ここからは外部なので直接的には関係ありません。

 

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Stephan Karpischek

Co-founder, Etherisc

たまにテレグラムにも来てくれる。

 

 

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Wolfgang Marcier

CEO, unisonSteadfast

unisonグループの長。

短期的にはixtの運命は彼にかかっているといっても過言ではない??

 

 

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Gary Nutall

Advisor, Blocksure

過去には一緒にイベントへ出演したりもしています。

本家のテレグラムにもちょいちょい出てくるゲーリーは、実はBlocksureという競合他社のアドバイザーをしています。なのでチームはやや距離を置いているのかもしれません。

https://www.blocksure.com/

 

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Alvin Wang

CEO, FidentiaX

iXledgerのテレグラムにたまに現れる。テンション高め。

 

 

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William Bu

CEO, InsChain

提携以来、特に噂も聞かず。 

 

以上です。

 

TrustウォレットでIXTを取引してみる

前回はMetamaskなどのIXTをTrustウォレットで見る方法を説明しました。

 

DEXへアクセスする 

 

今回はそのIXTを使って取引してみます。

ウォレットにはBitZのボーナス分で手にした250 IXTがあります。

 

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TrustウォレットでDexで取引するには、まず下のタブメニューのブラウザをクリックします。

ブラウザのURLのところに現状唯一IXTが上場しているDEXのTokenJarのアドレスを入力します。tokenjar.ioの部分です。

 

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IXTは今のところTokenJarとIDEXというDEXに上場していますが、仕組み上はTokenJarだとTrustから取引できます。IDEXでもできるかもですがデポジットが必要になるので、ステップが一つ増えます。

ここではTokenJarで進めます。

 

するとTokenJarのページが表示されます。

 

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何やらMetamaskがインストールされていないなどメッセージが出ますが、とりあえず無視してOKを押します。 

 

IXTの通貨ペアへ移動

 

通貨ペアでIXT/ETHを探して表示します。

 

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やや使いづらい。。

 

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ここでWETHという見慣れない表示があると思いますが、これはWrapped ETHと呼ばれているものです。とりあえずETHの親戚で価格はETHと一緒と思っておいてください。

 

オーダーの入力

 

ここまでくればいつもの画面ですね。

以下のようにBuyまたはSellで取引を入力していきます。 

WETHとIXTにそれぞれ価格と枚数を入れてSellボタンを押せばOKです。

 

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すると以下のようにConfirm signing the message というメッセージが出るのでOKを押します。下の画像は消してますが、トランザクションIDが出ます。

 

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待ってると以下のようにメッセージが出ればOKなはずです。

Metamaskでうんぬんでますが無視していいみたいです。

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以下のようにオーダーが出来れば成功です。

 

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あとは買ってくれるのを気長に待ちます🙇‍♂️

 

待ちます。。😤

 

待ちます。。🤔

 

バイナンスやBitZのアプリの方が使いやすいというのは否めないですが、ウォレットから直接取引できるアドバンテージは十分あると思います。

 

ブックマーク

最後にtokenjarのアドレスはブックマークしておくと次回からアクセスが楽です。

 

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以上です。

 

TrustウォレットでMetamaskのIXTを見てみる

先日TrustウォレットはBinanceに買収されました。中央集権的な取引所が非中央集権的なモバイルウォレットを買収したことは大きな分岐点と言えるかもしれません。

 

IXTホルダーもこの波に乗り遅れないよう準備しましょう。

ということで今回はTrustウォレットを使ってIXTの残高を見る方法を紹介します。

 

Trustウォレットのインストール

TrustウォレットはiOSAndroid版がそれぞれあります。

インストールはそれぞれのストアから普通にダウンロードすればOKです。

 ダウンロードできればこんな感じになります。

 

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既存ウォレットのインポート

これからIXTを買う人は新規でウォレットを作成しますが、この記事を読んでるほとんどの人はIXTをすでに持ってると思うのでその前提で進めます。

僕はいくつかウォレットを持っていてそれぞれにIXTを分散して管理していますが、そのうちの一つのはMetamaskで作ったウォレットがあります。

 

ちょっとわかりにくいですが、MEWで作ろうがMetamaskで作ろうが、ウォレット(ETHアカウント)自体はイーサリアムネットワークに存在するものなのでTrustからもそのウォレットを見ることができます。

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TrustウォレットでMetaMaskで作成したEthアカウントを参照するには、ウォレットのインポートを選択します。

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次の画面でニーモニックコード(Mnemonic)と呼ばれる12個の単語を入力します。

これはMetamaskを作る際にメモった筈です。

 

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最後にインポートを押せば完了です。

これだけで無事にTrustでIXTが見れるようになりました。

 

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IXTをクリックすると履歴なども見れます。

 

次回はIXTを取引してみます。

 

以上です。

 

iXledgerのビジネスモデル及びトークンエコノミーについて

前回まででホワイトペーパーのiXledgerプラットフォームとトークンまで見て来たので、今回は一旦ビジネスモデルとトークンエコノミーを見て行きたいと思います。

あくまで僕の集めた情報の中で整理しただけなので間違っているかもしれませんので、本記事を見て通貨が暴落等しても一切の責任は追えません。 

投資は自己責任でお願いします。

 

ビジネスモデル

まずはビジネスモデルです。

ビジネスモデルの作成はチャーリーさんのビジネスモデル図解ツールキットを使いました。

かなり便利。

 

 

 

ここではiXledgerチームに着目してどのようにビジネスを成り立たせようとしているのかを探って見たいと思います。

想像も入ります。

 

通常のプラットフォーマーの収益は当たり前ですがプラットフォーム使用料のみです。

プラットフォームを利用してもらう際に月々いくらでお金を貰います。

 

しかしiXledgerは違うと思われます。

ユーザーはマーケットプレイスの利用の際に1000 IXTをデポジットが必要のようですが、あくまでデポジットなので運営に即座に払うものではなさそうです。デポジットしたIXTをトランザクション(アクティビティ)に応じて利用されると思われます。

 

またホワイトペーパーにもそれぞれの「トランザクションに応じて所定のコストが差し引かれ」という記載がありました。

このコストにiXledgerの運営費用が含まれていると思われます。

その他も含めていま考えられるビジネスモデルは以下かなあと思います。

 

という事で図にするとこんな感じ。
他にもあったら教えてください。

 

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それと今のところビジネスモデルにBtoC要素は無いと思いますが、今後は出てくるかもしれません。

 

トークンエコノミー 

こちらの絵はiXledger以外のSelfInsuranceMarket.comなども含めたトークンの動きに着目した図です。以前にもツイートしたやつの改良版です。

 

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トークンはこの図に出てくる色々なステークホルダーによって売り買いされ経済圏を形成します。
例えば保険会社が保険を購入する際の手数料はIXTで支払います。保険自体の金額は法定通貨で別途支払われますが、色々な場面でIXTが必要となります。これにより保険会社などはプラットフォームを使う上でIXTを購入しなければならず、必然的に経済圏が生まれます。

他のトークンも見てますがここまで練られたモデルは他に見たことないです。

 

さらに重要な事があります。

トークンエコノミーのキモとも言える事ですが、トークンの価値が上がるとここに出てくるステークホルダー全員が嬉しいんです。

 

  • 保険会社などはあらかじめIXTを仕込んでおくと価値が上がった場合に結果的に安い手数料で支払いができたことになります。
  • ブローカーやiXledgerの社員はIXTで報酬を貰えるのでキャピタルゲインが発生します。
  • ホルダーは売買益が発生します。

 

すぐに価格が上がらないので攻撃的になっている方々がたまにいますが、我々は株式に投資した投資家ではなくトークンを保持しているホルダーに過ぎないです。(少なくとも2018/7/23時点では)

運営が頑張ればいいという考えもあるかもしれないですが、少しでもトークンの価値が上がるにはどうすればいいのかを考えたりするとプロジェクトに参加してるみたいでもっと面白くなりませんか??

 

なぜトークンを使うのか?

トークンじゃなくても良いのでは?という疑問が湧いてくる人も居ると思います。僕もまだ完全に理解したわけではないですが、トークンを使うと以下のようなメリットがあります。

 

  • 取引の透明性を担保できる
  • 取引を瞬時に実行できる
  • 自動的に契約を実行できる
  • 国を意識せずに売買できる(ただし保険の売買などフィアットに関わるものはその限りではない。)

 

ちなみに保険金額をIXTで支払わないのは証券に該当するなどセンシティブな問題が関係しているようです。

この辺りは今後Coinbaseなどの事例が進めば解決されるかもしれません。

証券に関してはこちらも参考にして下さい。

 

 

 

最後に先日無事にプラットフォームの立ち上げ&歴史的な第1号の顧客&第1号トランザクション処理が無事に完了しました。

実需系通貨として本格的に運用が開始されたわけです。

今後、保険会社がiXledgerプラットフォームを使い始めるに連れてIXTも使われて行くと思われます。

 

 

以上です。

 

iXledgerホワイトペーパー読解vol3(IXTトークン編)

今回はIXTトークンについて見ていきます。

IXTトークンについてはiXledgerのホワイトペーパーとは別にホワイトペーパーが出てくる事が公式から案内されていますので追加情報や変更があればその時にまた記事にしたいと思います。

 

IXTトークンの概要

まずはトークンの概要を記載します。

 

IXTトークンの利用用途

  • iXledgerプラットフォーム上での支払いを容易にする
  • FidentiaXやSelfInsuranceMarket.comなどでの利用も予定。
  • トークンはiXledgerプラットフォームの成長に合わせて価格が上昇するように設計されている。

 

余談ですが、、

2017年7月ICO実施時にトークンセール画面のチャットボットがハッキングされ約100名がイーサリアムを犯人のアカウントへ送金してしまいました。その後運営はICOをストップし、騙された投資家へ同額の補償を実施しました。残った額でプロジェクトの遂行可能と判断しプロジェクト継続中です。

 

IXTトークンの位置付け

当初はiXledgerプラットフォーム上で利用されるトークンという位置付けですが、先日、明確にIXTはiXledgerプラットフォームとは区別されました。

これはiXledgerプラットフォームだけで使われるだけでなく、より多くのプラットフォームで使われる「保険のトークン」としてのポジションを確立するためのマーケティング施策の一環だと思われます。

 

IXTの割り当て

  • 運営用に予約プールとチームプールがあります。予約プールは10,000,000 IXT、チームプールは5,839,549 IXT、残りは49,939,295 IXTです。
  • 予約プールはIXTの急激な価格上昇があった場合に顧客への割引として使われる。
  • またトランザクションが発生するとその一部は予約プールへ補充される。
  • チームプールはチームメンバーのインセンティブに使われる。これによりチームメンバーはトークンの価格上昇を意識する。
  • 残りは投資家など市場に出回っています。

 

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iXledgerプラットフォーム内でのIXTトークンの利用

ここからはiXledgerプラットフォーム内でのIXTトークンの利用のされ方や特徴を見て行きます。

 

IXTトークンを使用するアクティビティ

IXledgerプラットフォーム内でのIXTトークンは以下のアクティビティで使用されます。

  • 保険の提案(IXT支払い)
  • 見積もり受入(IXT受取り)
  • 売買成立(両組織がIXT支払い)
  • ビジネスパートナーの招待(IXT受取り)
  • 組織作成(IXT受取り)
  • データ売買(詳細未定)
  • プレミアム機能(詳細未定)

 

プラットフォーム内でのIXTトークンの購入方法

※以下はプラットフォームを利用するユーザーがどのようにトークンを購入するのかを示しています。このブログを読んでいるほとんどの投資ユーザーは通常の取引所(BitZなど)で購入します。

  • プラットフォームを利用する顧客は銀行振込またはクレジットカードでIXTトークンを購入する
  • そのIXTトークンは顧客に変わり取引所から調達される
  • プラットフォームで購入したIXTは割引の適用などがある場合があり、30日間は外部の取引所へ転送することはできない

 

 

価格調整メカニズム

  • プラットフォームが受け取ったトークンはコストが差し引かれた後にバーンされる。
  • コストには運用コスト、報酬、予約プールへの補充が含まれる。
  • バーン率は月ごとに調整される。
  • プラットフォーム立ち上げ時には価格が上昇する可能性があるがボラティリティコントロールはしない。
  • 保険会社の取引が始まったらボラティリティコントロールを開始。
  • ボラティリティコントロールは具体的には以下の方程式により価格レンジを調整する事です。

    m = P * 1.05 + (k * P * 0.05)

    これは1日に許容できる変動を表しています。

     

 

以下の例では上記の計算式を使って具体的にどのぐら割引がされるかを示しています。これを見ると組織数の依存が大きいので最初のうちは割引が発生するが、いずれ価格変動も減っていけば割引はほぼされなくなりそうです。 

  • 例1)前日の価格(P)が$1, 組織数(k)が10の時

    m=$1*1.05 + (10 * $1 * 0.05) = $1.15となり、今日の価格が$1.15を超えて例えば$1.5なら1.5-1.15=$0.35の割引が適用される。

 

  • 例2)前日の価格(P)が$10, 組織数(k)が100の時

    m=$10*1.05 + (100 * $10 * 0.05) = $60.5となり、今日の価格が$60.5を超えて例えば$70.5なら70.5-60.5=$10の割引が適用される。

 

今回はIXTトークンについて見てきました。

次回はなぜIXTが実需系通貨と言われるのか、どのようなビジネスモデルなのかを見て行きたいと思います。

 

 

iXledger保険のプラットフォーム稼働開始!

2018年7月16日(月)にiXledgerプラットフォームが正式に稼働開始しました!🎉🎇✨🎆🎊

 

 

ツイッターではだいたいの情報が飛び交っていますが、改めてまとめます。

 

これは保険業界並びにブロックチェーン業界において大ニュースです。Insurtech業界においても大きな変化になるでしょう。

長年保険業界はイギリスのロイズを中心とした紙ベースや電話での保険業務を主としてきました。

それを透明性の高いブロックチェーンをベースとした保険プラットフォームに置き換えるプロジェクトです。

 

老舗の暗号通貨ニュースサイト、コインテレグラフでも取り上げられました。

 

 その他多くのニュースサイトでも取り上げられています。

 

 

また色々なインフルエンサーも呟いていますね。

一例ですが、この人何気にAXA Singaporeのデジタルトランスフォーメーションのディレクターです。

 

仮想通貨のインフルエンサーも。

 

 

こちらは保険のブローカー。

 

保険に特化したベンチャーキャピタルの人。

 

 

さらにその数時間後に最初のカスタマーからICO保険アセスメントの申し込みがあり、初の収益をあげました!!

ICO保険アセスメントって正直よくわからないですが、ICOを実施する企業を助けるための保険に入る際のリスク査定ってことですかね??

とにかくこの商品はロンドンを拠点とするブローカーと開発した初めての商品ということです。

 

 

もう十分すぎるぐらい順調な出だしです。

 

対してコミュニティは韓国人中心に荒れています。プラットフォームが稼働したのに即価格が上がらないじゃないかというのが主張みたいですが。。

実需に関しては次回以降で取り上げるとして、この主張は全く筋が通らないように思いますし、早く売ってどこかへ行ったらと思うのは私だけでしょうか。

 

とにかく今後もiXledgerの動きに期待したいです。

iXledgerホワイトペーパー読解vol2(テクノロジー編)

前回の投稿はこちらです。 

ixtforest.hatenablog.com

 

今回はiXledgerが採用する技術の特徴について見ていきたいと思います。

 

iXledgerプラットフォームで提供される機能

iXledgerプラットフォームは保険専門家が保険ビジネスの全プロセスにおいて市場との連携や収益性を最大化することができる一連のツール・機能を提供すると記載があります。具体的には以下の機能です。

  • 強力な保険のマッチング機能(検索機能)
  • リアルタイムのインスタントメッセージング機能
  • モバイルアプリケーション
  • 安全にデータを共有する仕組み
  • ポートフォリオリスク管理
  • テンプレート駆動MRC(Market Reform Contract)の作成
  • 市場分析とパフォーマンス分析
  • ビジネスパートナーの招待機能
  • 新規ビジネスパートナーの検索

 

改めて見るとモバイルアプリ提供するのかとかMRCってなんじゃらほいっていう。。

誰か保険業界の人教えていただけるとありがたいです。

ちなみにMRCでググったらこんなページが見つかりましたが、見てません。。

ドメインがロイズに関係ありそう。時間があったらあとで見てみます。

http://www.lmalloyds.com/CMDownload.aspx?ContentKey=79fed98b-004b-48a6-834f-a209d29888fe&ContentItemKey=b49c5c78-c1e6-46e0-911e-85cda0e7c9b8

 

想定顧客

  • 保険仲介人(ブローカー)
  • 保険会社
  • 再保険会社

ということで保険の専門家のためのプラットフォームです。

ちなみにロードマップ上では将来的にBtoC向けの機能を増やす予定があります。

最近の公式テレグラムではBtoC向けのソリューションを公募しようかと思っているとCEOの発言もでましたね。

 

プラットフォームの強み

  • 新しい技術により既存の市場(ロイズ)とは別の市場を提供
  • 独立系プロバイダーとして特定の市場、保険会社、またはコンソーシアムに縛られることなく、業界標準に準拠したソリューション
  • プラットフォームの機能をSoftware as a Service(SaaS)として提供する事で利用ユーザーの内部システムとの統合やサードパーティ(FidentiaXやSelfInsuranceMarket.comなど)との連携が可能

またプラットフォームの機能ではありませんが、先日FCAによるAppointed Representativesの許可により保険商品の販売が自社のみで可能になりました。これも他社にない強みとなるでしょう。

 

テクノロジー

ブロックチェーンが大きく誇張されていますが、実は特徴的な技術要素としては以下から成り立っています。

  • コンソーシアム型とパブリック型のハイブリットブロックチェーン
  • 為替レートなどを取得するためのオラクル機能
  • セキュリティとデータプライバシー制御
  • Novel Tree Structureをベースとした独自のツリー型マッチングエンジン(検索エンジン)
  • DocuSign社のデジタル署名標準搭載

 

ブロックチェーンはハイブリット型です。コンソーシアムブロックチェーンはこれまでの公式の話から、おそらくイーサリアム(もしくはQuorum)のプライベートチェーンと思われます。

 

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IXledgerホワイトペーパーより引用

 

また次の図は基礎となるスマートコントラクトの構成を示しています。

まだ設計途中のような図ですが、それぞれ見積もりやプレミアムごとにレジストリーと呼ばれるコントラクトを作成し、データを操作するようです。

 

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iXledgerのホワイトペーパーより引用

 

以下の図は外部のオラクルを実行する際の処理フローを表しています。

スマートコントラクト内でオラクルのデータが欲しい時に以下の手順でイベントが発生し、データが取得されるようです。

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iXledgerのホワイトペーパーより引用

 

データセキュリティとプライバシーに関しては大きく3つの考慮があるようです。

  1. ドキュメント共有
  2. スマートコントラクト上の暗号化
  3. 個人情報の削除

ホワイトペーパーではあまり詳細は語られていませんが、保険請求時の医療データなども考慮している様です。

 

マッチングエンジンについてはかなり研究している様です。ホワイトペーパーには具体例も出ていますが、長くなってきたので割愛します。

 

今回は技術的な側面を読み解いて行きました。

iXledger社がブロックチェーンだけでなく随所にこだわりや強みとなる技術を研究している事がわかりました。

 

次回は一番気になるトークンについて見て行きたいと思います。